犬・猫の骨折における札幌の動物病院での緊急対応と専門治療 -アイリス動物医療センター|札幌市白石区の動物病院

犬・猫の骨折における札幌の動物病院での緊急対応と専門治療

犬・猫の骨折における札幌の動物病院での緊急対応と専門治療

「散歩中に段差から落ちて足をつかなくなった」「高い所から飛び降りたら、そのまま動かなくなくなってしまった」そんな、突然のアクシデントに遭遇すると、飼い主様は大きな不安に襲われることでしょう。

 

犬や猫の骨折は一刻を争うケースも多く、わずかな対応の遅れが回復に影響を及ぼすことがあります。特に交通事故や高所からの落下など、大きな衝撃を伴う場合は、骨折に加えて内臓や頭部の損傷を併発する可能性もあり、迅速に動物病院を受診することが重要です。

 

今回は、犬や猫の骨折の原因から症状、応急処置、専門治療についてわかりやすくご紹介します。

 

■目次
1.犬・猫の骨折でよくある原因
2.骨折のサインと見分け方
3.飼い主様ができる応急処置
4.動物病院での診断方法
5.骨折の治療法
6.手術後のリハビリと生活管理
7.まとめ

 

 

犬・猫の骨折でよくある原因

 


 

骨折は特別な事故だけでなく、日常の些細な出来事でも起こることがあります。

 

交通事故:玄関やベランダから飛び出して車と接触
高所からの転落:ソファ・ベッド・ベランダ・キャットタワーなどからの落下
他の動物との接触:激しい遊びやケンカ中の衝突
骨の脆弱性:チワワやトイプードルなどの小型犬や、成長期の子猫は骨が細く、抱っこ中の落下でも骨折することがあります

 

このように、日常生活の中にも骨折のリスクは潜んでいます。飼い主様には、「ちょっとした事故でも骨折する可能性がある」という認識を持っていただくことが大切です。

 

 

骨折のサインと見分け方

 


 

骨折した犬や猫は次のようなサインを見せることがあります。

 

足を地面につけない、歩かない
骨折部位が腫れている、変形している
強い痛みで鳴く、触られるのを嫌がる
出血している
皮膚から骨が飛び出している(開放骨折)

 

特に交通事故や転落など大きな衝撃を受けた場合は、骨折だけでなく、内臓損傷や出血を伴っている可能性もあります。なかでも「開放骨折」は感染や出血のリスクが高く、一刻も早い受診が必要です。

 

 

飼い主様ができる応急処置

 


 

骨折が疑われる場合、飼い主様にできるのは、あくまで「病院に安全に連れて行くための一時的な対応」です。

 

1. 愛犬・愛猫を落ち着かせる
骨折による痛みや不安から、犬や猫は興奮して暴れることがあります。暴れると骨折部位にさらに負担がかかるため、やさしく声をかけて安心させ、できるだけ動かさないようにしましょう。

 

2. 出血がある場合の止血
出血している場合は、清潔な布やガーゼで軽く圧迫して止血します。ただし、強く縛ったり長時間圧迫し続けたりすると、血流障害の原因になるため注意が必要です。

 

3. 家庭での固定はNG
「骨折だから固定しなければ」と考える方もいますが、家庭で板やタオルを使って無理に固定するのは危険です。骨折部位や周囲の神経・血管をかえって傷つけてしまうことがあります。

 

4. 移動の工夫
病院へ運ぶときは、毛布やキャリーを使ってできるだけ揺れを少なくしましょう。抱きかかえる場合は、折れていない側の足を下にすると、犬や猫の体が安定しやすくなります。

 

 

動物病院での診断方法

 


 

病院に到着後、まずは全身状態の確認を行います。ショック症状や出血がある場合は、命に関わるため初期対応を最優先します。

 

その後、以下のような検査を行います。

 

・レントゲン検査:骨折の位置・程度・折れ方を確認
・CT検査:複雑な骨折や関節周囲の損傷を精密に評価
・全身のチェック:交通事故や落下による他部位の損傷の有無を確認

 

当院では、CTを活用した精密診断が可能です。北海道内でもCTを備える動物病院は限られており、正確な診断と治療方針の決定につながります。
CT検査についてはこちらで解説しています

 

 

骨折の治療法

 


 

骨折の治療は、骨折の部位・折れ方・年齢・体格 などによって選択されます。

 

〈内科的治療(保存療法)〉

比較的軽度で骨のズレが少ない場合は、ギプスや副木で患部を固定し、自然治癒を待つ保存療法が選ばれることもあります。ただし犬や猫は安静を守ることが難しいため、この方法が適用されるケースは限られます。

 

〈外科的治療(手術療法)〉

プレート・ピン・スクリューなどを用いて骨を正しい位置に固定する方法です。特に成長期の子犬・子猫や、大型犬、関節に近い骨折では手術が推奨されます。

 

当院には、整形外科の認定医・須永隆文先生が在籍し、骨折をはじめとする整形外科手術を専門的に担当しています。また、外科アドバイザーの廉澤剛先生(獣医外科の第一人者)や、麻酔科専門医の石塚友人先生と連携し、安全性と治療効果の高い手術を実現しています。
当院の認定医・専門医についてはこちらで解説しています

 

 

手術後のリハビリと生活管理

 


 

骨折の治療は手術をして終わりではありません。術後のリハビリや家庭での生活管理が回復を大きく左右します。

 

入院中は安静を守りながら、痛みのコントロールや感染予防を行います。退院後は家庭での環境整備が重要で、滑りやすいフローリングにはマットを敷き、ソファや階段にはスロープを設置するなど、骨に負担をかけない工夫が必要です。

 

また、体重管理も欠かせません。太りすぎは治った骨や関節に大きな負担をかけるため、適正体重を維持することが再発予防につながります。散歩は獣医師の指示に従い、短い時間から始めて徐々に距離を延ばしていきます。歩行訓練や関節を動かすリハビリを継続することで、筋肉の衰えを防ぎ、スムーズな回復を目指します。

 

飼い主様が日常的に観察し、異変を感じた場合はすぐに相談することも、術後管理の重要なポイントです。

 

 

まとめ

 


 

犬や猫の骨折は、思いがけない日常の中で突然起こることがあります。放置すれば命に関わることもあり、早急な対応が不可欠です。大切なのは、応急処置を行ったうえで一刻も早く動物病院で診断と治療を受けることです。

「骨折かもしれない」「足を痛がって歩かない」そんなときはどうぞ気軽にご相談ください。

 

北海道札幌市の「アイリス動物医療センター」
011-876-8683

 

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