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季節感染症学皮膚科学 季節感染症学皮膚科学

皮膚を診察するとき

今回は皮膚のお話をしようかと思います。

 

皮膚病で来院される方に必ずお話しすることなのですが、

皮膚に問題がある場合の当院の診察には必ず順番があります。

1,感染症が無いか

2,内臓疾患が無いか

3,アレルギー疾患では無いか

4,そのほかの問題が無いか

と、いうのも皮膚病になる場合は一つの事柄だけで起きている事はほぼ無く、

様々な要素が絡み合っていて系統立てて解き明かしていかなければなりません。

ですので、それぞれ初期の問題点を投薬などで一つ一つ解決して、

診断をする 診断的治療という手法を多く採るために皮膚病の治療には時間がかかるのです。

 

では診断がついたとして、治療はどのように行うのか。

当院では皮膚病の治療として3つの大きな柱を軸に行います。

1,内服薬

2,食事

3,スキンケア

 

これらはすべて「皮膚のバリアの正常化」を目標に行います。

皮膚の表面には常在菌と呼ばれる細菌が存在しており、

それらのバランスを整えること、 皮膚に対しての適切な栄養を補充し、

炎症が起こる過程を調整すること、 上皮細胞の隙間を埋めているセラミドを補充し、

上皮を修復すること、 これらが非常に重要であると考えております。

 

しかしながら、これらを適切に行ったとしても良くならないケースもあります。

その場合は問題となる皮膚病変を生検し、

病理検査を行うことで診断がつく場合もあります。

 

いずれにしても、皮膚疾患は診断が難しく、時間もかかります。

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