現在北海道は緊急事態宣言が発令され、さらに台湾での報道もあり不安に思う方も少なくないと思います。
そんな中、今年2月9日に世界小動物獣医師会(WSAVA)から新型コロナウイルスと伴侶動物について文章が発表されました。
リンクを貼付いたしますので是非一度お目通しください。
https://wsava.org/wp-content/uploads/2020/02/nCOV-WSAVA-Advisory-Document-Japanese.pdf
以下要約です。
〇現時点で、新型コロナウイルスはヒトとヒトとの間での感染が確認されている
〇軽度の消化器症状を起こす犬コロナウイルス、猫伝染性腹膜炎(FIP)を起こす猫コロナウイルスは、現在流行している新型コロナウイルスとは明らかに型が異なる
〇ペットが新型コロナウイルスを伝搬し、感染源になるという報告はない
〇飼い主様が新型コロナウイルスに感染した場合、極力ペットとの接触を控え、やむを得ず接触する場合はマスクを着用するなど感染防御を心がけてください。
〇犬コロナウイルスのワクチンは、犬コロナウイルスによる消化器症状を防御するものであり、犬に呼吸器症状を起こすコロナウイルスに対するワクチンは存在しない
もちろん、新型のウイルスなので事態の急転なども考えられますが、できうる限り根拠に基づいた新しい情報をアップデートいたします。
こちらが厚生労働省が出している新型コロナウイルスの情報です。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html
まずは皆さまが健康でいることが大切です。お部屋の加湿や加温、栄養をしっかりと採り健康維持に努めていただければ幸いです。
アイリス犬猫病院