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胃腸病学 胃腸病学

嘔吐や食欲不振で様子をみても良い時間

嘔吐 食欲不振

吐いている、食欲があまりない。

このような場合はよく見られると思います。

そして、「どれくらい様子をみればいいか」とよく質問を受ける事があります。

 

まず、様子を見ていい場合ですが、

①1日のみであること

②元気があること

③食欲があること

これらを確認してください。

対処法としては、1日絶食を行います。水は与えて大丈夫です。

これによって治まる場合は翌日から1回少量の食事を頻回に与え、1日の量に収まるように調整を行います。

治らない場合は病院に受診し、重篤な疾患が無いかをチェックするようにしましょう。

 

では、様子を見てはいけない場合ですが、

食べてはいけない物を食べてしまったときです。

食べてはいけない「食べ物」を食べた場合には中毒症状を考えなければなりません。

処置は吐かせる事になるのですが、特に強いアルカリ性の洗剤など「吐かせては駄目な物」と「すぐに吐かせなければいけない物」があるため、何を口にしたかを明確にする必要があります。

食べてはいけない「食べ物ではないもの」を食べた場合には腸へ進んでしまった場合の腸閉塞や腸穿孔を考えなければなりません。

吐かせられる大きさの物であれば良いのですが、竹串などの尖った物に関しては吐かせると食道や咽頭などを傷つける恐れがあるため内視鏡や外科手術を行い摘出しなければならない場合もあります。

食べてはいけない物を食べてしまった場合、吐かせる処置を行う際は食べてから3時間を過ぎると成功率がぐっと低下してしまいます。

この場合はすぐに食べた時間と食べたものを動物病院に連絡し、指示を仰いだ方が良いでしょう。

 

嘔吐や食欲不振は様子を見ても良い期間はその状況により異なりますが、

・異物を飲み込んでしまった場合には様子をみてはいけない

・異物を飲み込んでいない場合は1日だけ

これを覚えておくと早期に原因が判明し、症状が軽度なうちに治療することが可能かもしれません。

いずれにしても困ったことや気になることがあればすぐに相談できるかかりつけ医を一つ持っていると安心ですね。

 

 

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