暖かくなってきたところでそろそろフィラリア予防などの時期も近づいてきておりますが、
皆様の準備はいかがでしょうか?
当院ではフィラリア予防薬、検査キットなどの用意をし、
ちらほらとフィラリアのお薬もお持ちになる方も多いですね。
フィラリア検査やフィラリア予防のお話はこちらからどうぞ!
話題がそれましたが最近食事に関して聞かれることが多いので、そのお話を。
「今お食事は何を食べていますか?」というこちらの問いかけに対し、
メーカーと銘柄を答えられる方の割合は約30%くらいです。
実はこの質問は重要な意味があり、
たとえばアレルギー疾患や下痢の際にお食事の種類はとても参考になります。
もし、わからなければお食事の袋を持ってきて頂いても良いかもしれませんね。
お食事は様々な疾患で治療の主体となりうる存在です。
たとえば慢性腎臓病や心臓病などでは生存期間を有意に伸ばせるという研究結果が出ていたり、
尿石症はお食事療法が投薬治療よりも効果を発揮するケースもしばしばです。
ですが、なかなか今食べている食事から移行することができず、
苦労されている方も多いです。
そんなときはゆっくり今食べている食事を混ぜながら移行すると
スムーズに切り替えることができると思います。
わんちゃんは2週間、猫ちゃんは1ヶ月くらいが目安です。
しかしながら、猫ちゃんは具合の悪いときにお食事を切り替える事が困難です。
ですので、定期的な健康チェックを行った上で、
獣医師の指導のもと適切な年齢や疾患のステージに合わせて
事前に変更することをおすすめいたします。
わんちゃん、猫ちゃんにとってお食事は健康維持するために重要な要素です。
1,お食事の質
2,お食事の機能
3,年齢や病期に合わせた食事
これらを加味した上でお食事を決めていきましょう。
獣医師も病気と栄養学との関係を熟知しておりますので、
お悩みの場合は相談の上食事を決定していくと良いかもしれませんね!
アイリス犬猫病院